大学を卒業したから、学部4年間を振り返ってみたゾ!
須臾にも感じる4年間
今日、卒業しました。
これで、学部レベルの物理学は修めたことになります。本当かなぁ……。
まあ、物理学の世界は宇宙みたいに広いのでもっともっと前に進みたいです。
思い返せば、学部時代は技術を身につけた4年間でした。
大学に入学してから初めて知った、
プログラミング、電子工作そして機械工作の技術、および知識を
ゼロからある程度まで習得できたと思います。
当然ですが、私の好奇心はこの程度では満たされません。
これからも自分の欲望のままに、作品を手がけていければなあと思っています。
これまでをちょっとだけ振り返ってみる
電子工作
人生で初めて書いたプログラムは、PICアセンブラでした。
ロボット技術研究会に入部後、PICマイコンというものを勧められたのが、
電子工作デビューでした。
16F628AでLチカしたときの興奮は、昨日のように蘇ります。
あれから、現在はPIC18FシリーズやSTM32F4を動かせるようになりました。
ロボット技術研究会の電子工作勢に、多大なる感謝!
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「子供の科学」という雑誌に、私の作品が掲載されました!
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去年の工大祭では、カオス発振回路を展示しました!
機械工作
金属を切る、削る、穿つ、……。まさか自分でできるとは思っていませんでした。
入部当初は電子工作をするつもりだったのですが、ロボットコンテスト出場のため、
急遽、機械工作を担当することに。これが人生のターニングポイントでしたね。
おかげで機械工作をある程度できるようになりました。
ロボット技術研究会の機械工作に、多大なる感謝!
物理学実験室で見た二重振り子をヒントに、三重振り子を部室で作ったのが
私の最初の機械工作としての作品でした。
後に、自分の物理学における研究テーマを決める重要な伏線になりました。
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四ツ爪旋盤を使って三重振り子を修理しました!
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部内のロボットコンテストに向けてフライス盤を回しました!
プログラミング
ゲームって作れるのか……。入部当初は衝撃でした。
普段利用しているPCのアプリケーションを自分で作ることができるなんて!
サークルの周囲には常にプログラミングに強い人たちがいたので、
プログラミングのノウハウをゼロから懇切丁寧に教えてくれました。
自分が学部の間に触ったプログラム言語は…
でした。*1全ては部室にいたプログラマー勢の影響(せい)です。
こうしてみると、ロボット技術研究会のプログラマー勢が使う言語は様々であることが分かります。
この経験のおかげで、特に研究室で、物理のシミュレーションを比較的容易に作成することができるようになりました。
ロボット技術研究会のプログラマー勢に、多大なる感謝!
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初めての可視化された物理シミュレーション。C言語で作りました!
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HTML5とJavaScript(Three.js)で書いた単振動シミュレーション!
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MATLABでFM音源を作りました!
titech-ssr.blog.jp
世界初?FortranでモダンなOpenGLを使ってみたよ!
物理実験
そもそも物理実験をしたいがために、こうした技術を学びました。
「幸福の物理」というサークル内のチームを立ち上げた当初は、私を含め2人だけでした。
しかし、現在は6+1人と、同じ志を持つ者どもが集うようになりました。感動。
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幸福の物理が初めて取り組んだ実験です。一様磁場を作る!
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理論上は完璧……でも机上と実際とでは全く違う、ということを学びました。
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幸福の物理、初めてのチーム開発、それが霧箱でした!
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幸福の物理での活動が認められ、サマーチャレンジに参加することができました!
温故知新
自分はこんなに色々なことをやってきたのか、と驚きました。
おかげで「自分の想像したコトを形にする」ための方法と喜びを知ることができました。
これからは、過去の自分を誇りに思いながら新しいことへ挑戦しようと思います。
学部の自分へ、4年間、お疲れ様でした。
さようなら。
*1:赤字はおおよそ不自由なく書けます。