なんで、私が東大に。
概要
指導教員の異動により、その異動先の大学で研究することになりました。
研究指導委託制度で“一応東大”に
指導教員が今年度の初めに、東京大学へ異動することになりました。
この異動により、研究室も東京大学に移転することになりました。
今の研究室に所属するしたろうたちは、次の2つの選択肢が与えられました:
- 所属する研究室を変える
- 移転先で研究をする
この内、したろうは移転先の研究室で研究をするを選択しました。
ところで、東京大学の学生ではないしたろう*1は、東京大学で研究することができるのでしょうか?
実は、これを可能にする制度があります。
それは、研究指導委託制度と呼ばれる制度です。
研究指導委託制度とは、学生の所属する研究室とは異なる場所でその学生の研究指導を託す制度のことです。
東工大には研究指導委託制度がある*2ので、
したろうは東工大に籍があるが研究活動は東大で行うことになりました。
これで、正真正銘“一応東大”を名乗ることができるようになりました。
これが、「なんで、私が東大に。」の真相です。
研究指導委託制度でやりたい研究を?
研究指導委託制度を使うことで、例えば、
自分の興味のある研究が他大学の研究室で行われている場合に
そこで研究をすることができます*3。
もし、学会発表などで自分の研究の興味が変わったときは、
こうした制度を利用すると幸福になれるかもしれません。
本郷で白いヤツが
したろうが大学をやめない限り、
東京大学の本郷キャンパスで白いヤツが徘徊している姿を
2年以上観測することができます。
もちろん、したろうは東工大生なので、
東工大で東工大の講義を受けなければなりません。
だから、大岡山キャンパスでも
たまにしたろうを観測することができます。
まずは、新しい環境に慣れることを目標に研究を頑張りたいと思います。
└(՞ةڼ◔)」<ここはどこォ~?
*1:したろうは、東京工業大学理学院物理学系の博士課程の学生です。
*2:東京工業大学における大学院学生の研究指導の委託及び受託に関する規程を参照されたし
*3:ただし、研究指導委託制度を利用するためには、双方の研究室の合意を得ることや大学の規程を満たすことなどが必要となります。だから、この制度の利用を検討する場合には、指導教員らと相談したり大学の規程を調べる必要があります。