大阪大学素粒子実験研究室を訪ねて~したろう二泊三日京都大阪の旅~
目次
1.概要
2.一日目:京都大学へ赴く
2.1.新横浜駅から新大阪駅を目指す
2.2.ホテル「レム新大阪」で宿泊
2.3.京都大学なう
2.4.至福の時間
3.二日目:大阪大学へ赴く
3.1.ダンジョン梅田で再結成
3.2.大阪大学なう
4.三日目:京都へ赴く
4.1.土日祝限定列車「京とれいん」で京都入り!
4.2.京都で食べ歩く
4.3.京都を練り歩く
4.4 さらば、関西
5.謝辞
1.概要
去年8月19日-27日に行われたサマーチャレンジでともに課題研究をした班員と一緒に、大変お世話になった大阪大学大学院理学研究科物理学専攻山中研究室へ訪問することになりました。
実は一度も大阪へ行ったことがなかったしたろうは、研究室訪問日とその前後の合わせて三日間を京都・大阪で過ごすことにしました。
2.一日目:京都大学へ赴く
2.1.新横浜駅から新大阪駅を目指す
東海道新幹線に最後に乗ったのは中学生の時の修学旅行でした。今は無き300系でした。あれから○年の時を経て、N700A系に乗ることになろうとは!
二泊三日京都大阪旅行では、新幹線の往復をグリーン車で予約しました。久方ぶりの東海道新幹線、初めてのグリーン車!絶対最高の旅にしような!
東海道新幹線乗車中にしたかったことを実行できて嬉しかったです。それは上海アリス幻樂団のZUN's Music Collection シリーズ*1第四弾「卯酉東海道 ~ Retrospective 53 minutes」を聴くことです。
Fig2.2.1.乗車したN700A系。新横浜駅にて。2時間15分で新横浜駅から新大阪駅まで行けるとこに驚き。
Fig2.1.2.グリーン車は足置きが備え付けられているほど広く、大変快適でした。
2.2.ホテル「レム新大阪」で宿泊
宿泊先は新大阪駅新幹線改札口から徒歩0分で行けるレム新大阪です。モノクロシックな内装で落ち着いた雰囲気を醸し出していました。部屋の中はベッドとトイレとシャワー室だけで構成されていて、睡眠を取るのに最適な環境でした。
おかげで体内時計がブラジルから日本に帰国しました。感謝!
Fig2.2.1.宿泊した部屋。手前からベッド、マッサージチェア、シャワー室が見える。
2.3.京都大学なう
JR京都線快速で新大阪駅から京都駅まで25分で移動出来ました。早い!その後京都大学は京都駅周辺に無いことを知った私は地下鉄などを乗り継いで出町柳駅を下車し、そこから徒歩10分ほどで京都大学吉田キャンパスに到着しました。
京都大学の特徴の一つとして、立て看板を構内に置くのではなく外部に設置することっぽい。過激なものから皮肉めいたものまで様々な看板が設置されていました。
Fig2.3.1.京都大学吉田キャンパス本部構内正門前。京都大学のシンボル「時計台」がここからはっきりと伺えます。
本部構内はレンガ造りの建造物が多く、当時の情緒がそのまま残されている感じでした。
Fig2.3.2.工学部土木工学教室本館。このようにレンガ造りの建造物が数多く存在した。東京大学本郷キャンパスと趣向が似ているが雰囲気が違う。
Fig2.3.3.京都大学生協西部会館ルネ。非常に充実していたスゴイやつ!東工大生協とは比較にならないくらい大きく広く充実していた。例えば理系専門書は和書だけでなく洋書も完備されていた。ここで本を二冊購入*2。
あちこちを散策していたら日が暮れてしまった。生協が営業終了してしまいグッズを買い逃してしまった……。再び京都大学に行くことを誓いながら学食へ。
Fig2.3.4.京都大学北部構内学食にて。東京工業大学の学食には無いメニューを頼んだらこんな量になってしまった。特に気になったのは図右下にある「鶏きも煮」。レバーのような何か。ぜひこっちの食堂にも追加してほしいメニューだ。
京都の地で美しい月を眺めることができた。まるで平安文学の登場人物になった気分である。粋。
Fig2.3.5.京都大学北部構内にて撮影。空が明るかったのでカメラを向けたら月が雲に乗っていた。ちょっと心にきたシーン。
Fig2.3.6.雲をやり過ごして撮影してみた。理科年表によると満月の一日前であり、月が地球から最も離れている日でもあるようだ。
3.二日目:大阪大学へ赴く
3.1.ダンジョン梅田で再結成
待ち合わせ場所が梅田駅だったのだが、案の定迷いました。駅同士が離れているために迷いやすく、構造が複雑になっているのではないかと考察。
そしてサマーチャレンジでともに課題研究をこなした班員たちと半年ぶりに再会!みんな元気そうで嬉しかった。
3年生はみな研究室所属が終わったという。もしかして東工大理学部物理学科の研究室所属は平均より遅い?
大阪在住の班員に道頓堀を案内してもらいました。
Fig3.1.1.道頓堀のシンボル、かに道楽本店。この店から広まったのだろうか、道頓堀の看板はみな立体的であった。寿司、餃子、ふぐ……。
Fig3.1.2.道頓堀のシンボル、グリコの看板。実はリニューアルしたらしい。
3.2.大阪大学なう
Fig3.2.1.大阪大学豊中キャンパス芝原口にて。ここから長い白衣で散策しました。
サマーチャレンジでお世話になった山中研究室の方々と合流し、大阪大学豊中キャンパスを案内して頂きました。
阪大名物その1、湯川秀樹が愛用した黒板。湯川秀樹氏がコロンビア大学で愛用していた黒板を自由に使えるスポットです。サマーチャレンジで知り合った阪大生がおすすめしていました。
Fig3.2.2.湯川黒板に落書きしてみた。チョークのノリが良い。「世の中はおよそバネと振り子で出来ている」を偉くなったら言うための予行練習として振り子の方程式を書きました。
阪大名物その2、大阪大学総合学術博物館。東工大の百年記念館よりも上野国立科学博物館という感じの充実した博物館でした。
豊中キャンパスで発見された「マチカネワニ」の化石が迫力的でした。他にも電子顕微鏡の試作機や土器、真空管コンピュータなどが展示されていてとても楽しめました。大阪大学に在学している学生が心底羨ましい!
Fig3.2.3.大阪大学総合学術博物館。コンパクトにした上野国立科学博物館という感じ。大変満足した場所であった。また行きたいな!
阪大名物その3、天津麻婆丼。Twitter上で知り合った阪大生と合流して一緒に食べに行きました。案内してくれてありがとう!
阪大生のソウルフード、天津麻婆丼。これがとっても旨い!500円で食べられるのだから阪大生は幸福だァ~!カロリーも1300kcalほどとコストパフォーマンスに優れた一品。東工大にもぜひやって来て欲しい……。
Fig3.2.4.天津麻婆丼とサラダ。現地では「テンマ」と呼ばれているようだ。写真の天津麻婆丼はSサイズ。もっと大きなテンマを注文することができる。
ひと通り案内をして頂いた後、山中研究室を案内して頂きました。羨ましいほどに広かったです。ロ技研にいるおかげで計測機器についてのお話についていけることができました。とても有意義でした。
夜は大学近くの小料理屋?でみんなと飲み会をしました。あっという間の一日でしたが密度の高い一日になりました。山中研究室の皆さん、本当にありがとうございました!
4.三日目:京都へ赴く
4.1.土日祝限定列車「京とれいん」で京都入り!
引き続き班員と行動をともにしました。ここでサプライズ。なんと土日祝のみ運行されている1日4往復しか走っていない雅で稀有な列車「京とれいん」に乗車できました!
京とれいん|和モダン列車 嵐山なび|阪急電鉄
Fig4.1.1.乗車した京とれいん。なんと座席は畳で出来ている!
京とれいんの存在はこの車両が駅に到着して初めて知りました。やはり地元民に案内してもらうのが一番ですね!
4.2.京都で食べ歩く
天気予報通り、天候に恵まれなかった三日目の京都観光。それでも空くものは空くのです。腹を満たすべく、京都に何度も行ったことのある班員らに飯処を案内してもらいました。
一軒目は壹錢洋食。お好み焼き発祥の地らしい。著名人のサインが100枚くらいあったり、店前にいろんなマネキンが置いてあったりと不思議な雰囲気の店でした。
注文したのは「壹錢洋食」。クレープのような生地で肉や卵などの具を挟んだ一品。実に旨い!
Fig4.2.1.壹錢洋食の看板メニュー、壹錢洋食。
二軒目はhttp://www.giontsujiri.co.jp/saryo/menu/:title茶寮都路里。ここはいつも長蛇の列で、1時間は待つ覚悟でないと入れないというほど評判の高い店らしい。しかしさすがは京都に詳しい班員!比較的列の短い時間を見計らって連れてってもらいました。結果、20分ほどで入店できました。
注文したのは「特選都路里パフェ」と「抹茶 十徳」。抹茶の風味が鼻から抜けるのが実に堪らない!
Fig4.2.2.「特選都路里パフェ」と「抹茶 十徳」。
4.4 さらば、関西
京都から大阪へ戻った我々はサマーチャレンジで知り合った友人と合流し飲み会をしました。いろいろな話ができて楽しかった。
光陰矢の如し。20時00分の新幹線を予約していた*3のでちょっと早いが京都・大阪を抜けました。もうちょっといたかったなあ~。
駅弁は大阪在住の班員からおすすめされた、たなか「柿の葉寿司」。鯛、鮭、鯖が芳しい柿の葉に包まれている押しずしのようなもの。とても美味しいかった!紹介してくれてありがとう!
Fig4.4.1.たなか「柿の葉寿司」。
5.謝辞
二泊三日京都大阪の旅を通して様々な人、建物、歴史、食べ物と出会えることができました。この充実した三日間にしてくれたのは紛れもなくサマーチャレンジのおかげです。三日間の間に出会えた人々に感謝!本当にありがとう!
└(՞ةڼ◔)」<幸福だァ~!
*1:第二弾以降にはショートストーリーやブックレットで秘封倶楽部と呼ばれるオカルトサークルに所属する二人の女子大生の物語を楽しむことができます。メンバーの一人、宇佐見蓮子と呼ばれるキャラクターは京都の大学で超統一物理学を専攻しているという設定です。私が理学部物理学科を志した動機は様々にありますが、その1割ほどがこの秘封倶楽部により感化されたからなのです。もっとも、今は彼女とは全く異なる物理学を専攻しようとしていますが。
*2:ここで事件が起こった。東工大生協組合員証(あのオレンジの紙)が使えなかったのだ。それを知らずに自慢気に提出した私は動揺してクレジットカードのパスワードをミスるという致命傷を負う。あまりにも巨大な生協にTKO負けをしたのであった。
*3:ここで事件発生!なんと荷物を入れたロッカーの場所を忘れてしまったのだ!なんとか見つかったのは発車3分前。グリーン車を逃すわけには…ッ!焦りからか乗車する新幹線のホームを案内板を見ずに当てることに成功。乗車した時には発車40秒前でした。もう二度とは経験したくないね……。