東京マルイ 次世代電動ガン AKS74U を修理した
ハンドガード内部のネジのゆるみは仕様?
前回紹介した東京マルイ次世代電動ガンAKS74Uの追記です。shitaro-happy-physics.hatenablog.jp
自室でフロントサイトの調整をしていた時のこと。フルオートで数回撃ち終わった時に突然ハンドガード辺りからカランという音が聞こえた。その後、本体を振るとやはりハンドガードからカラカラと音が聞こえる。どうやら内部でネジがとれたようだ。
東京マルイ次世代電動ガンAKS74Uのハンドガード内部のネジがとれるこの症状はこのレビューに言及されていた。
次世代AKの注意点 - かもめ軍曹さんの装備レビュー | サバゲーる
やはりネジが緩みやすいのだろうか。もし同じ電動ガンを持っているならばこのハンドガード内部のネジの緩みに気をつけるのがよさそうだ。
分解してみた
ネジを再び取り付けるべく分解してみた。電動ガンを分解することは初めてのことだが、説明書に分解方法が記されているので容易にできた。
ハンドガードを取り外すために説明書のp.27「ヒューズ交換のしかた」を参照した。
必要な道具は
- 2mm六角レンチ(付属品に含まれている六角レンチはこれを満たす)
- プラスドライバー
フラッシュハイダーを外す
フロントサイト部分についているロックピンを押し込みながらフラッシュハイダーを回して取り外します。フラッシュハイダーが取り外されるとフロントサイト底部のネジ2本を確認できます。このネジは2mm六角レンチで取り外すことができます。
フロントサイトを外す
フロントサイト底部にある2本のネジを2mm六角レンチで回して取り外します。これらのネジを取り外したらフロントサイトの固定が外れるのでそれを前方にスライドさせて外します。
フロントサイトを取り外すとハンドガードキャップ上部に1本のネジが確認できます。このネジは2mm六角レンチで取り外すことができます。
ハンドガードキャップを外す
ハンドガードキャップ上部にある2本のネジを2mm六角レンチで回して取り外します。このネジを取り外したらハンドガードキャップの固定が外れるのでそれを前方にスライドさせて外します。ハンドガードキャップを取り外すとハンドガードキャップを取り外すことができます。
ハンドガードを外す
ハンドガードをまず前方にスライドさせます。ハンドガードの突起がレシーバーから外れたらハンドガードを下側に外します。これでハンドガードを外すことができました。
とれたネジとご対面
ここでネジが床に落ちた。写真中の指示棒で示されている場所のネジがとれてしまったようだ。
他のネジはネジロック剤で固定されているのだろうか、とても固く締められている。とれてしまったネジだが、ネジロック剤は持ち合わせていないのでドライバーで固く締めるだけの処置を施した。後日部室にあるネジロック剤で固定しようと思う。
はじめてのSPI!
SPI通信をやってみた
PIC18F27J53でグラフィックLCD AQM1248AとSPI通信して文字を表示している様子。
MSSPを使おう
主にこのページを参考にしました。
電子工作室-MSSPモジュールのSPIモードの使い方
SPIとはSerial Peripheral Interfaceの略です。2つのシフトレジスタが環状に接続されていて、その間をシリアルで通信します。SPIでは原理的に送信と受信が同時に行われます。
このSPI通信を簡単に実現するためにPICにはMSSPモジュールというものが備わっています。
今回はMSSPモジュールをSPIモードで使います。データシートには親切にもSPI通信をするために必要なピンがしっかりと書かれています。
これとLCDのデータシートにある接続例
を比較してつなげました。要点だけを挙げると
です。
ArchにPICの開発環境を構築した
先月、メインで使っているサブPCをArchにした。shitaro-happy-physics.hatenablog.jp
そういえばPICの開発環境を構築してなかったなあと気づいたのでメモ書き。
MPLAB X IDE
まずはMPLABを導入します。
公式サイトから圧縮ファイルを落として解凍します*1。
次に解凍したインストーラーに実行権限を付与してインストーラーを起動します。
後はインストーラーにしたがって導入終わり。
XCx Compiler
次にコンパイラを導入します。
公式サイトから圧縮ファイルを落として解凍します。
次に解凍したインストーラーに実行権限を付与してインストーラーを起動します。
後はインストーラーにしたがって導入終わり。
Microchip Libraries for Applications(MLA)
USBを使いたいのでこのライブラリを導入します。
公式サイトから圧縮ファイルを落として解凍します。
次に解凍したインストーラーに実行権限を付与してインストーラーを起動します。
後はインストーラーにしたがって導入終わり。
MLAが導入できない?
素直にインストールしたら失敗した。具体的には
sudo ./mla-v20**_**_**_linux_installer.run
で実行すると
Setup is now ready to begin installing Microchip Libraries for Applications v20**_**_** on your computer.
Do you want to continue? [Y/n]
までは進むのだが、ここでYesを選択すると
Error: There has been an error.
Error changing group of /path/to/installing/directory variable default path*** to username
となって異常終了する。
エラーを見る限り、現在のusernameグループに変更しようとしている。私の環境ではusernameグループは存在しないので、エラーがでるのもうなずける。
そこでインストーラーを起動する前にsuしてユーザーをrootに変更した。
こうすることでインストーラーはグループ名をrootに変更しようとするが、このrootは存在するグループ名でもあるのでエラーは起こりえない。
参考:Trouble installing Microchip Application Libraries | Microchip
32bitのアプリケーションを動かす用意
はじめインストーラーを実行できなかった。どうやら32bit環境のバイナリがない。というのも、今使っているOSは64bit環境だからだ。
そこで、Archには便利なものがある。Multilib リポジトリだ。
これにより64bit環境のArch Linuxで32bitのアプリケーションが使えるようになる。インストーラーを実行するのに必要なものを
yaourt -S multilib/lib32-hoge
で揃えればインストーラーを実行するための準備が整う。
*1:Archだとmicrochip-mplabx-binなるパッケージがあるんだけど、正常に起動しなかった。具体的には、インストール後に起動しようとコマンドを実行すると全く反応せずに終了してしまう。
コロキウム第一を完全制覇した
SASUKEでいう2ndステージ的な
今日、コロキウム第一が終わりました。
前日まで宣伝したためか多くの聴衆が集まってくれて発表のカイがありました。
また、発表後にも様々な反応が得られたので嬉しかったです。
コロキウム第一って?
物理学科4年前期の必修科目です。
7月頭くらいに同じ専攻の4年生の前で論文を10分程度で紹介するというものです。
目的は学会発表のデモンストレーションです。
論文の読み方、10分程度で端的に人に伝える練習、とこの先生き残るために必要なスキルを強制的に修練することができます。
私の発表内容「生細胞内で見られた強い異常拡散」
コロキウム第一で私がさっき発表した論文は
Phys. Rev. E 81, 020903(R) (2010) - Experimental evidence of strong anomalous diffusion in living cells
です。journals.aps.org
これはガン細胞にビーズを埋め込んでビーズの軌跡を追ったら強い異常拡散を示したという内容の論文です。
生細胞内の拡散は従来でも数多くの研究がなされていましたが、それらは平均二乗変位で拡散を評価していました。
今回紹介した論文は平均二乗変位で拡散を評価するという従来の手法だけでなく、8次の変位モーメントまで考えることでより詳しい拡散の様子を解析しています。
非平衡物理学が生命現象に切り込んでそのブラックボックスを解明するという研究があることを知ることができてとても有意義でした。
生命の複雑な構造や機能を物理学で記述できたら、それは幸福になれそうです。
Arch Linuxというものを始めてみた
完全にrogyの影響
今のところこんな感じ。
時計が+9時間ズレている
ビギナーズガイドの通り設定を行うと、なぜか時計が+9時間ズレる。
時計を合わせるために、systemd-timesyncdというもので時刻を同期してみた。
systemd-timesyncd - ArchWiki
念の為、systemd-timesyncdを使う前にntpをsystemctlから無効にしてアンインストールした。
これでようやく+9時間ズレていた時計が元に戻った。
screenfetch
Linuxのディストリビューションのロゴをアスキーアートで表示するscreenFetchを入れてみた。github.com
.zshrcに、zsh起動時にscreenFetchを起動するようシェルスクリプトを書くとちょっと楽しくなる。
FAT32でフォーマットできない?
ちょっとハマったのがmkfs.vfatが使えないというもの。
どうやらデフォルトではこのコマンドは入っていないようだ。www.garron.me
これで無事FAT32でフォーマットができるようになった。
TeX環境を構築
latexmk一択らしい。texliveについてくるからtexliveだけ入れればよいようだ。
Linux/Arch Linux - TeX Wiki
適当に設定すればコンパイルできるようになる。
# ~/.latexmkrc $latex='platex -kanji=utf8 -guess-input-enc -synctex=1 -interaction=nonstopmode %S'; $dvipdf='dvipdfmx -f ptex-ipaex.map %S'; $bibtex='pbibtex -kanji=utf8 %B'; <||
第7回rogyゼミに参加して〜国際物理学大会 IYPTへ"擬似的"参加を目指す〜
第7回rogyゼミ
新年度最初のrogyゼミが5月9日に開催されました。
「ゆるふわ♡」をモットーに始まったこのrogyゼミは徐々に参加人数が増え、
今回は学部1年から修士2年まで幅広い層で参加者が構成されていました。
私が今回rogyゼミで使用したスライド*1をSlideShareに公開しました。
新入生が来ると聞いて、あえて詳細な原理には触れず質問形式でスライドを構成してみました。
英語で書いてみた理由は2つあります。1つ目は個人的な英語の需要が高まっているから。2つ目は和訳されていない専門用語があったから。
指摘大歓迎です。添削よろしくおねがいします。
もっと知りたいIYPT
物理学科歓迎会2015に参加したよ!
物理学科歓迎会!
今日は物理学科歓迎会が行われました。
物理学科歓迎会は毎年*1行われるイベントです。
主に学科所属をして間もない2年生を歓迎するのが目的です。
学年の枠を超えて交流できる、物理学科として希少*2な催しの一つです。
今回の歓迎会では下級生と会話しようとすこし意識して行動してみました。
*1:歴史的経緯はよく分かりませんが、私の知る限りでは毎年行われています。
*2:東工大物理学科の上下のつながりが希薄である原因の一つ。個人的にはもっと交流できる機会があればいいのにと思う。例えば東大では五月祭に向けて学科全体、それも学年の枠組みを超えて動くらしい。仮にそれにならうとしたら工大祭で実験を展示することになる。面白そう。