コロキウム第一を完全制覇した
SASUKEでいう2ndステージ的な
今日、コロキウム第一が終わりました。
前日まで宣伝したためか多くの聴衆が集まってくれて発表のカイがありました。
また、発表後にも様々な反応が得られたので嬉しかったです。
コロキウム第一って?
物理学科4年前期の必修科目です。
7月頭くらいに同じ専攻の4年生の前で論文を10分程度で紹介するというものです。
目的は学会発表のデモンストレーションです。
論文の読み方、10分程度で端的に人に伝える練習、とこの先生き残るために必要なスキルを強制的に修練することができます。
私の発表内容「生細胞内で見られた強い異常拡散」
コロキウム第一で私がさっき発表した論文は
Phys. Rev. E 81, 020903(R) (2010) - Experimental evidence of strong anomalous diffusion in living cells
です。journals.aps.org
これはガン細胞にビーズを埋め込んでビーズの軌跡を追ったら強い異常拡散を示したという内容の論文です。
生細胞内の拡散は従来でも数多くの研究がなされていましたが、それらは平均二乗変位で拡散を評価していました。
今回紹介した論文は平均二乗変位で拡散を評価するという従来の手法だけでなく、8次の変位モーメントまで考えることでより詳しい拡散の様子を解析しています。
非平衡物理学が生命現象に切り込んでそのブラックボックスを解明するという研究があることを知ることができてとても有意義でした。
生命の複雑な構造や機能を物理学で記述できたら、それは幸福になれそうです。
Arch Linuxというものを始めてみた
完全にrogyの影響
今のところこんな感じ。
時計が+9時間ズレている
ビギナーズガイドの通り設定を行うと、なぜか時計が+9時間ズレる。
時計を合わせるために、systemd-timesyncdというもので時刻を同期してみた。
systemd-timesyncd - ArchWiki
念の為、systemd-timesyncdを使う前にntpをsystemctlから無効にしてアンインストールした。
これでようやく+9時間ズレていた時計が元に戻った。
screenfetch
Linuxのディストリビューションのロゴをアスキーアートで表示するscreenFetchを入れてみた。github.com
.zshrcに、zsh起動時にscreenFetchを起動するようシェルスクリプトを書くとちょっと楽しくなる。
FAT32でフォーマットできない?
ちょっとハマったのがmkfs.vfatが使えないというもの。
どうやらデフォルトではこのコマンドは入っていないようだ。www.garron.me
これで無事FAT32でフォーマットができるようになった。
TeX環境を構築
latexmk一択らしい。texliveについてくるからtexliveだけ入れればよいようだ。
Linux/Arch Linux - TeX Wiki
適当に設定すればコンパイルできるようになる。
# ~/.latexmkrc $latex='platex -kanji=utf8 -guess-input-enc -synctex=1 -interaction=nonstopmode %S'; $dvipdf='dvipdfmx -f ptex-ipaex.map %S'; $bibtex='pbibtex -kanji=utf8 %B'; <||
第7回rogyゼミに参加して〜国際物理学大会 IYPTへ"擬似的"参加を目指す〜
第7回rogyゼミ
新年度最初のrogyゼミが5月9日に開催されました。
「ゆるふわ♡」をモットーに始まったこのrogyゼミは徐々に参加人数が増え、
今回は学部1年から修士2年まで幅広い層で参加者が構成されていました。
私が今回rogyゼミで使用したスライド*1をSlideShareに公開しました。
新入生が来ると聞いて、あえて詳細な原理には触れず質問形式でスライドを構成してみました。
英語で書いてみた理由は2つあります。1つ目は個人的な英語の需要が高まっているから。2つ目は和訳されていない専門用語があったから。
指摘大歓迎です。添削よろしくおねがいします。
もっと知りたいIYPT
物理学科歓迎会2015に参加したよ!
物理学科歓迎会!
今日は物理学科歓迎会が行われました。
物理学科歓迎会は毎年*1行われるイベントです。
主に学科所属をして間もない2年生を歓迎するのが目的です。
学年の枠を超えて交流できる、物理学科として希少*2な催しの一つです。
今回の歓迎会では下級生と会話しようとすこし意識して行動してみました。
*1:歴史的経緯はよく分かりませんが、私の知る限りでは毎年行われています。
*2:東工大物理学科の上下のつながりが希薄である原因の一つ。個人的にはもっと交流できる機会があればいいのにと思う。例えば東大では五月祭に向けて学科全体、それも学年の枠組みを超えて動くらしい。仮にそれにならうとしたら工大祭で実験を展示することになる。面白そう。
2015年度新歓展示2/2日目!
新歓展示やってやったぜ!
前回に引き続き新歓展示に参加しました。
ラボでの準備やらで新しい作品を完成品として用意することができなかった。
けれど意外にも振り子が人気だった!
実は振り子を量産することで同期現象を観察できる可能性が!?
というわけで工大祭に向けて何かしたいです。
Fig.新歓展示物。3重振り子、オペアンプだけで作ったCPUの一部、コイルの残骸*1、振り子がきっかけで参加できたサマーチャレンジの様子、作った霧箱*2
*1:東工大入試物理再現プロジェクトの敗北の象徴。 shitaro-happy-physics.hatenablog.jp
*2:色々とガタがきていて調整が必要でした。ゆえに今回は展示見送りでした。残念。 shitaro-happy-physics.hatenablog.jpの解説。
新年度!研究室所属決定!新歓展示(1日目)!
新年度
入学式に合わせたように咲いた桜が東工大を染めていました。ついに新年度がスタートです!
Fig1.本館から撮影したウッドデッキ周辺の様子。
部室にいるとちょくちょく新入生が見学しにやってきます。
若い人と話せるのでたのしいな!
今日、ついに所属先研究室が決まった!
無事に進級できました。とうとう学部4年生になっちゃいました。いよいよ研究が始まります。
研究をするためにはまず研究室に所属する必要があります。
物理学科の所属先研究室は成績じゃんけん*1で決まるので少々不安でした。
しかし血が流れることなく第一希望の研究室に所属できたので一安心。
所属先の研究室は物性物理学専攻実験の竹内研です。
主な研究内容は大自由度非平衡系における統計力学的性質の普遍性を調べることです。
今年度から新しく立ち上がった研究室なので色々と準備中ですが、
すでに実験ができる状態だそうでとても楽しみです。
ロボット技術研究会の新歓展示に途中参加した!
今日の午後は物理学科研究室所属決定会議に参加していたために、
ロボット技術研究会の新歓展示は途中参加しました。会場はS516でした。
来て驚いたのが来場者の多さ!久しぶりの大きな展示に心がソワソワ。
Fig2.今日展示したモノたち。3重振り子、霧箱(の映像)、自作CPUの一部*2、『ファインマン経路積分』。
相方は物理学科研究室所属決定会議参加からの別途説明会のために、
今日の展示に参加することはできませんでした。残念。
というわけで展示準備のための時間がなかったので展示が最小限のものに。
少し心残りです。でも10日(金)16:30 ~ 18:00にS516で再び新歓展示をするのでリベンジ!
└(՞ةڼ◔)」<というわけで物理を愛してやまないひとはぜひ展示を見に来てねェ〜〜〜!相談にも乗るよォ〜〜〜!
日本物理学会に行ったついでに花見をした
初めての学会
人生で初めて学会に行きました。日本物理学会という学会です。
www.jps.or.jp
というのも、日本物理学会第70回年次大会が近くで行われていたからです。
場所は早稲田大学早稲田キャンパスで2015年3月21日(土)から24日(火)まで開催しているとのこと。
せっかくなのでちょっと覗いてみました。
Fig1.早稲田大学早稲田キャンパス西門前。
講演は諸々の手続きが必要だったので断念。
そこで実験装置を作っていらっしゃる各企業の展示会を見て回ることに。
様々な企業の説明担当の人といろいろなお話ができてとても楽しかったです。
今日、ついに東京でサクラ開花宣言が
会場に向かっている間に開花宣言がでたようです。
www.tenki.jp
日本物理学会会場の早稲田駅から帰宅するときにちょうど九段下駅を経由するので
靖国神社にある標本木を観察することにしました。
本当にサクラが咲いているのか、観測しないとわからないですからね。
Fig2.靖国神社の社号標と第一鳥居。
Fig3.靖国神社の中門鳥居と拝殿。
Fig4.靖国神社の能楽堂(左)と標本木(右)。
Fig5.桜の標本木と書かれた看板。
さて、本当に桜は咲いたのでしょうか?
ああ、桜の美しきことよ!確かに咲いていましたね!
来週あたりが桜の見頃になるのでしょうか。
いよいよ春らしい色に染まりますね。楽しみだ!