2017年を振り返る
したろうは生きています
No news is good news.
最近は研究が面白いように進んでいて、 趣味の方にはほとんど手をつけていませんでした。
恐るべきことに、なんと今年も半分が終わってしまいました。
自分は一体何をするべきなのか?
その答えを探す最も良い方法は、これまでを反省することです。
だから、今年の上半期を振り返ってみました。 その後、残りの下半期をどう過ごすのかを挙げました。
これまで
大きく3つのカテゴリーに分けて、これまでの半年間を振り返りました。
- イベント
- 技術
- 研究
イベント
丸善出版様にインタビューされた
shitaro-happy-physics.hatenablog.jp
サークルのスキー旅行に行った
私の所属サークルが企画したスキー旅行に参加しました。
場所は戸狩でした。
白衣と理科年表とともに滑るスキーはとても楽しかったです。
技術
FPGAを始めた
以前から所属サークルでよくFPGAが話題になっていたので、やってみたいと思っていました。
ある日、生協でFGPAの入門書が15%OFFで売られていました。 この本の購入がきっかけで、私もFPGAを始めました。
購入したのはXILINX社のArtyです。秋月で購入しました。 Artyを購入した理由は、購入した本曰く、自作回路をFPGAに接続したい場合はArtyがおすすめとのことだからです。
私は「第2章 Vivadoの論理合成を試す」を参考に、Verilog HDLでLチカを実装しました。
Haskellを始めた(2度目の正直)
実は、以前にもHaskellを始めていました。 しかし、その後xmonadの代わりにi3wmを自分のマシンに導入したため、Haskellを学ぶ動機を完全に喪失しました。結果、Haskellを使うことがなく、完全に忘れてしまいました。
再びHaskellを始めたきっかけは、研究による欲求不満でした。
研究室でひたすらC++を書き続ける単調な日々を繰り返すにつれて、 新しい刺激が欲しくなりました。 やがて、別の言語に手を出すことでその欲求を満たそうという考えに至りました。 その対象が、かねてより興味のあったHaskellだったのでした。
Haskellを覚えるために、かつて購入したHaskellの入門書を片手に持ちつつ、AOJの問題を解いています。
苦手だった再帰呼び出しと真剣に向き合える良い機会を与えてくれたりと、けっこう自分の役に立っています*1。
研究
学振を書いた
博士課程に進学するための通過儀礼?として、学振(DC1)を書きました。
めちゃめちゃつらかったです
つらかったのは以下の点でした。
- 締切の圧力(まるで夏休み最終日まで夏休みの宿題を一切やってなかったかのような気分)
- 技術的問題(Wordの謎補完、Wordの謎改行、Wordの謎改ページ、…)
- 文章の表現(非専門家に自分の研究を伝えるために言い回しをかえる、…)
- 業績の圧力(業績欄を全く埋められないという現実をみせつけてくる、…)
学振の添削には、指導教員だけでなく、他の研究室の助教授やサークルの先輩、特に親しい友人など多くの人々の力を借りました。 おかげで人に読んでいただく文章の書き方を学べました。 本当にありがとうございました。
研究会に参加した
去年は研究がほとんど進まず*2、大変な目にあいました。 しかし、1月の中旬に突然だいじょうぶになり、その後は半年以上の空白を埋めるかのように研究が前進しました。
おかげで、研究会で発表することができました。 これが記念すべき初めての*3外部に対する研究発表になりました。
これから
残り半年をきった2017年にやることを挙げました。
イベント
Maker Faire Tokyo 2017で展示する
今年もMakeで展示します!
今回は平衡3進法に基づく論理ゲートと全加算器を展示する予定です。
従来の論理回路は2進法、つまり0と1で表現されています。
一方、 平衡3進法を使った論理回路は-1, 0, 1を使って表現します。 平衡3進法の利点は正の数と負の数を平等に扱えるなどが挙げられます。
実は、かつてこの平衡3進法を使って構成されたコンピュータが存在していました。 なるほど、平衡3進法を使ってCPUをつくるのはできるみたいですね。
私は、お財布にやさしくなるよう、必要となるオペアンプの数が最小となるように平衡3進法論理ゲートや全加算器を設計しました。 これを実装し、makeで展示する予定です。
技術
ホームページを公開する
実は密かに個人サイトを作っています。 ホームページでは
- 物理学や数学の紹介・解説
- 作製した作品の紹介・解説
- プログラミングの備忘録
などを発信する予定です。
今年中には公開します。
FPGAでライフゲームを実装する
ここ数ヶ月は研究に追われ、FPGAをずっと放置していました。 このままだと今年の学園祭までにはすっかり忘れてしまいます。
FPGAの開発の流れをつかむため、まずはライフゲームをVGAで出力することを目指します。
研究
日本物理学会で発表する
今年の9月下旬に岩手大学で開催される日本物理学会で口頭発表をします。
ついに念願の学会デビューが叶いそうです。
学会までに研究成果と新しい白衣を用意します。