Setting up GLFW3 in Visual Studio 2012
内容
この記事はVisual Studio 2012にGLFW3を導入する方法をメモしたものです。私は以下に述べる方法で上手くいきましたが、だからといってすべての環境でできるという保証はありません。ご容赦ください。
長い戦いだった・・・。
検索して出てくる方法を幾つか試しました。しかし、悉くエラーがでて1ヶ月程途方にくれていました*1。だが、まさに今導入できたのでその方法をメモすることとします。
GLFW3の紹介、およびUbuntu13.04におけるGLFW3の導入方法はGLFW、始めました。 - 幸福の物理にあります。
導入方法
GLFW3のダウンロード
まず、GLFW3をダウンロードします。GLFW3はGLFW - An OpenGL libraryで入手できます。ホームページのDownloadから32-bit Windows binariesをクリックします*2。するとglfw-3.0.4.bin.WIN32.zipダウンロードが始まります。
ファイルの中身
ダウンロードしたzipを適当な場所に解凍します。解凍されたフォルダには次のようなものが入っているはずです。
Visual Studio 2012に導入するにあたり必要なものは以下の通りです:
- includeフォルダの中にあるGLFWフォルダ。(GLFWフォルダの中にはglfw3.hとglfw3native.hの二つのヘッダファイルが入ってます。)
- lib-msvc110フォルダの中に入っているglfw3.dllとglfw3.libの二つのファイル。
ヘッダファイルのインストール
私はVisual Studio 2012のインストール先をデフォルトのインストール先にしました。だから
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 11.0\VC\include
というフォルダがあります。ここにGLFW3のヘッダファイルを追加します。私はダウンロードして得たGLFWフォルダをそのまま追加しました。
ライブラリファイルのインストール
私はVisual Studio 2012のインストール先をデフォルトのインストール先にしました。だから
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 11.0\VC\lib
というフォルダがあります。ここにGLFW3のライブラリファイル(glfw3.lib)を追加します。
実行ファイルのインストール
Cドライブにある
C:\Windows\System32
というフォルダにGLFW3の実行ファイル(glfw3.dll)を追加します。
パスの設定
Visual Studio 2012を起動してGLFW3を使うための適当なプロジェクトとcppファイルを作ります。私はGLFW3testというプロジェクトを作り、ソースファイルにmain.cppを追加しました。さあ、このプロジェクトのパスを設定しましょう。
- VisualStudio Express 2012 for Windows Desktopのメニューバーから「プロジェクト」→「プロパティ」を選ぶことで(あるいはAlt+F7で)「(プロジェクト名) プロパティ ページ」*3を起動します。
- ダイアログの左上にある「構成(C)」の項目において、「アクティブ(Debug)」から「すべての構成」を選択します。
- ダイアログの左側のリストから「構成プロパティ」→「リンカー」→「入力」→「追加の依存ファイル」を選択し、「追加の依存ファイル」を起動します。
- ダイアログ上部の空白にglfw3.libとopengl32.libを追加します。
- 「OK」を選択してプロパティの設定を終えます。
確認
以上で設定が終わりました。本当に出来たかどうか確かめます。
GLFW: Getting startedの最下部にあるソースコードを自分のソースファイルにコピペしてビルドします。
するとビルドが通りました!実行するとちゃんと動きます!