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幸福の物理

みんなに物理と工作と幸福をお届けするのだァ~!

第7回rogyゼミに参加して〜国際物理学大会 IYPTへ"擬似的"参加を目指す〜

第7回rogyゼミ

 新年度最初のrogyゼミが5月9日に開催されました。
「ゆるふわ♡」をモットーに始まったこのrogyゼミは徐々に参加人数が増え、
今回は学部1年から修士2年まで幅広い層で参加者が構成されていました。

 私が今回rogyゼミで使用したスライド*1SlideShareに公開しました。

 今回の発表のテーマは「展示ネタ紹介」です。
新入生が来ると聞いて、あえて詳細な原理には触れず質問形式でスライドを構成してみました。
 英語で書いてみた理由は2つあります。1つ目は個人的な英語の需要が高まっているから。2つ目は和訳されていない専門用語があったから。
 指摘大歓迎です。添削よろしくおねがいします。

もっと知りたいIYPT

 さて、スライドでも触れている通り、今注目しているサイトがこのIYPTです。
 IYPTとは International Young Physicists' Tournament(私訳:国際若手物理学者選手権)の略です。
 IYPTの目的はページのトップに書かれています。

The IYPT, sometimes also referred to as “Physics World Cup”, is a team-oriented scientific competition among teams of secondary school students. The participants present their solutions to scientific problems they have prepared over several months and then discuss their solutions with other teams. The roles of Reporter (Presentation), Opponent and Reviewer are graded by a jury consisting of international experts.

(http://iypt.org/Homeより一部抜粋)

 どうやらIYPTとは「通称"物理学のワールドカップ"と呼ばれていて、チームで数カ月の間物理の問題に取り組み、得られた結果やそれに対する考察などを他のチームとディスカッションする大会」だそうな。

 参加国を見ると日本周辺の国*2は参加しているが、何故か日本だけは参加していないのだ!ソース
 なんで日本が参加していないのでしょうか。もしかして英語を使うことが義務付けられているからでしょうか?例えそれがディスカッション、レポート、プレゼン、ポスター発表、そしてチームの交流であったとしても!

The whole competition is executed in English, since the IYPT is an international competition.
(http://www.iypt.org/Tournaments/Courseより一部抜粋)

There are some additional details worth mentioning:

  • All communication between the teams and the jury is done in English.
  • The team members may not communicate with outsiders (e.g. the teamleader) in the course of a Fight.
  • Apart from that all kinds of aids (literature, laptops, dictionaries, notes,...) are allowed.
  • Only one team member is active as Stage. That means that in general only this person represents the team during the Stage and talks for the team. Other team members are only allowed to make brief remarks or to assist with the presentation technically.
  • During one Fight no team member may be the active representative of the team more than twice. In other words: It is forbidden that the same person acts as Reporter, Opponent, and Reviewer in the same Fight.

(http://www.iypt.org/Tournaments/Courseより一部抜粋)

 ちなみに今年はタイで開催しているようです。

参加できなくても参加できる!

 言語の壁、チーム開発の壁などさまざまな障壁があり、気軽に参加できないIYPT。
しかし、諸外国とのコミュニケーションの機会さへ無視すればIYPTに参加できるのです!
なぜならば取り組むべき問題が公開されているからだ!

 つまり、工大祭に向けて数カ月IYPTの問題に取り組めば擬似的に参加していると言えるのだ!

今後の活動のネタ帳として

 以上から、IYPTは数カ月間でしかも部室で実現可能な程度の規模の物理の問題を出題してくれるとも言えます。こうした便利で魅力的なものを利用して、今年の工大祭では部員の何人かと"若手物理学研究者"として物理の世界へ探求していこうと思います。

└(՞ةڼ◔)」<幸福だァ〜!

*1:参加者へ。著作権等諸々のオトナの事情により、公開したスライドの一部は発表時のスライドと一部異なっています。ご了承ください。

*2:例えば中国、韓国、台湾など