haphysics blog - 幸福の物理ブログ

みんなに物理と工作と幸福をお届けするのだァ~!

理科年表をレビューしてたら丸善出版から連絡が来た!

└(՞ةڼ◔)」<やっほォ〜!したろうだよォ〜!

すべては一件のレビュー記事から

去年、私は平成29年度版理科年表のレビューを書いた。
shitaro-happy-physics.hatenablog.jp

いつもならここで終わり。

ところがある日……
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なんと、丸善出版からコメントが!?

まさか理科年表の生みの親から接触してきただなんて……
突然の出来事に震えの止まらない私は
丸善出版から送り込まれた刺客と大岡山で会うことになったのだ。

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【レビュー】第90冊平成29年度版理科年表を購入しました!

今年も理科年表更新の季節がやってきた!

早いもので、平成28年度版理科年表購入から1年が経ってしまいました…。そう、今年も理科年表レビューの季節がやって来たのです! shitaro-happy-physics.hatenablog.jp shitaro-happy-physics.hatenablog.jp shitaro-happy-physics.hatenablog.jp

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東工大ものつくりサークル対象Fusion360講習会に参加した

東工大Fusion360講習会が行われた

3時間の講習で習った操作を使って描いたのがこれである。
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題して「形而上学振り子」。
曲がったものと角ばったものが同居でき、さらにレンダリングまでできるのだからすごい!

 東工大石川台地区某所でAutodesk社によるFusion360講習会が行われた。
Fusion360とは、CAD(角ばったものを描いて図面に起こしたりするもの)とモデラー(3Dゲームでよく用いられる、曲がったものを描くもの)を足し合わせたお得なソフト、らしい。
www.autodesk.co.jp

 実は、CAD自体はAutodesk社のInventorというCADを以前から使ったことがあった。
shitaro-happy-physics.hatenablog.jp
今回初めて触ったFusion360はInventorと同じ操作が可能で、特にストレスなく使用することができた。

 3時間の講習では、Fusion360の基本理念とUIの簡単な説明、基本的機能の紹介が行われた。
曲がったものが簡単に描け、それがCNCフライスや3Dプリンターに直接出力できてしまうところに驚いた。
もしかしたら、すごく便利なものなのかもしれない。

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講習会参加賞としてFusion360のショートカットキーが刻印されたシールをもらいました!
これでバリバリ使える?黒いのはMacユーザー向けだそうな。

今後はこれを使って3Dプリンターを活用したいなあ。

Maker Faire Tokyoという電子工作のお祭りに初めて参加した!

MFTに初参加!

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Maker Faire Tokyoという、電子工作を展示する大きなイベントに、ロボット技術研究会として参加しました

展示したのは微分方程式

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 今回展示したのは、去年作成したローレンツ発振回路を改良したものです。ローレンツ系やそれが描くローレンツアトラクターは数学的に深く、理屈を抜きにしても視覚的に訴えるものがあるので、今回展示することにしました。

 アナログ回路だけで方程式を解くことは、実は新しいことではなく、アナログコンピューティングとして確立されています。しかし、だいぶ前からは集積回路などの著しい発展により、デジタルコンピュータに駆逐されてしまいました。そんな中で、あえてアナログ回路だけで計算をするという、先祖返りを展示してみせた、というわけです。

 ロストテクノロジーを使ったロマンあふれるこの回路は、年配の方々が吸い寄せられて懐かしむ、年配ホイホイと化していてとても興味深かったです。OPアンプ(演算増幅器)は、本当に演算の機能が備わっているのだなあと改めて感じました。

 アナログ回路で食べている人、非線形力学系の研究をしていた人、アナログ計算機を実際に使っていた人、サマーチャレンジに参加していた人など、とがってる人もわりと多くこの展示に訪れていました。とても面白い話を聞くことができて幸福でした。

次回も参加したい

 こんなにいろんな人と話せるのだから、もっと早く参加したかったなあ……。

 周りがみんなデジタル回路(マイコンとか)を使っている中、一人アナログ回路でワケの分からないことを展示しているとわりと目立つことに気づきました。
だから、来年はアナログ回路だけで変態的なことをしたいなあ。

今回は説明で精一杯で、他の作品を見まわることができなくて本当に残念でした。特に、ロボット技術研究会の隣の机で展示をしていた「オセロ」と「習字をするロボット」はサラッととんでもなくすごいことをやっていて、詳細を聞きたかったです……。来年こそは、自分から出向いて交流を深める機会を作りたい。

見に来てくれたみんな、ありがとォー!

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おまけ:印象的な場面

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 MFT2016閉幕後、のも氏のロボットハンド(写真奥)とぷらぎあ氏のロボットハンド(写真手前)が握手を交わしたシーン。独立に作られた二つの手が、目の前で一つになった瞬間でした。

iPhone4からXperia X performanceに機種変更した

5年ぶりのキシュヘン

今までiPhone4で粘ってきました。
でももう限界……。

  • (iOS7にした後)アプリの起動や文字入力がとんでもなく遅い!!
  • (サポート切れでiOS8にできないから)アプリを入れられない!!
  • (Mac持ってないから)アプリ開発できない!!

だから、Androidに移行したいなぁ……と思ってました。

Xperia X performanceを購入

そんな心のスキマにつけ込む悪い先輩の洗脳を受け、買ってしまいました……。
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Xperia X Performance
www.sonymobile.co.jp

iPhone4と比較すると、薄くて大きいですね。
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結論:4年間の技術の進歩はすごい

めっちゃサクサクと反応しますねこれ。
今のスマホはiPhone4より前に進んでいるんだなあ。

これでようやくポケモンGOができる!
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……ん?どうやら設定をいろいろしないといけないようですね。

園遊会ε-近傍、開催!

今年も園遊会の隣で

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園遊会ε-近傍!物理学交流会と圏遊会の合同開催!

 去年、新入生ではないがために園遊会の参加資格を持たない我々は、園遊会で楽しみました。
shitaro-happy-physics.hatenablog.jp
 そして2016年、再び園遊会の隣企画が起こりました。

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大学を卒業したから、学部4年間を振り返ってみたゾ!

須臾にも感じる4年間

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今日、卒業しました。

これで、学部レベルの物理学は修めたことになります。本当かなぁ……。
まあ、物理学の世界は宇宙みたいに広いのでもっともっと前に進みたいです。

思い返せば、学部時代は技術を身につけた4年間でした。
大学に入学してから初めて知った、
プログラミング、電子工作そして機械工作の技術、および知識を
ゼロからある程度まで習得できたと思います。

当然ですが、私の好奇心はこの程度では満たされません。
これからも自分の欲望のままに、作品を手がけていければなあと思っています。

これまでをちょっとだけ振り返ってみる

電子工作

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オレたち花の白衣組!私服白衣同士で白熱白衣トークをした☆

私服白衣's 部室にて

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左がしたろう、右が藤田さんです。

私が着ている白衣は前回紹介した理研白衣です。
shitaro-happy-physics.hatenablog.jp

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【AdC2015】物理数学:特異点の使い道とフックスの定理

今日のお題

 以前、微分方程式特異点を分類しました。

 ところでなぜ、微分方程式級数展開で解くのに確定特異点を調べるのでしょうか。始めから級数微分方程式に代入してはいけないのでしょうか。

 結論から言うと、そもそも級数解が存在するかを保証するフックスの定理を使うためなのです。

フックス(Fuchs)の定理

 微分方程式のある点aが特異点でない(通常点と呼ぶ)、あるいは確定特異点であるならば、その点aの周りで展開した級数を少なくとも1つ解に持つ。

 予め展開したい点が最悪でも確定特異点であるかを調べれば、苦労して計算した級数解が本当に微分方程式の解であると言えるわけですね。